業務内容のご紹介
三重県多気郡を拠点とする丸一化成工業株式会社は、1976年の設立以来、確かな信頼と豊富な実績を積み重ねてまいりました。
自動車・鉄道・水道・通信といった幅広い分野で活用されるゴム製品を製造し、社会の基盤を支えています。
長年の経験と柔軟な生産体制を強みに、お客様の多様なニーズに応える製品づくりを行っています。
こちらのページでは、具体的な業務内容について詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
①材料の選定・配合
ゴム製品の品質を大きく左右するのは、まず「材料の選定と配合」です。用途や求められる性能に応じて最適な原料を選び、配合比率を決定します。耐久性や柔軟性、耐熱性など、多様な条件を満たすために専門的な知識と経験を活かしながら調合を行います。この段階での判断が製品の仕上がりに直結するため、丁寧かつ慎重な作業が求められます。

②混錬・加工
選定・配合された材料は、専用の機械で練り上げる「混錬工程」に進みます。原料同士を均一に混ぜ合わせることで、製品に必要な性能を引き出す重要な工程です。温度や圧力を細かく調整しながら加工するため、安定した品質を実現できます。練り上げられたゴムは後の成型加工に適した状態となり、次の工程へと送られます。

③裁断・成型
混錬されたゴムは用途に合わせて裁断され、成型の準備に入ります。裁断後のゴムに熱を加えることで化学反応が起こり、所定の形状へと変化します。この成型工程では寸法や形の正確さが求められるため、慎重な温度管理と工程管理が欠かせません。成型の完成度が最終製品の品質に大きく影響する、非常に重要なステップです。

④加硫工程(加熱による化学反応)
成型後のゴムは「加硫工程」に進みます。ここでは熱と圧力を加えることで分子同士が結合し、ゴム特有の強度や弾力を生み出します。さらに、この工程によってゴムは形状を記憶し、安定した性能を発揮できるようになります。耐久性や柔軟性といった特性はこの段階で確立され、用途に応じた機能を持つ高品質な製品へと仕上がっていきます。

⑤仕上げ工程(バリ取り)
加硫を終えた製品は「仕上げ工程」に進みます。ここでは成型時に金型からはみ出した余分なゴム(バリ)をハサミや機械で丁寧に取り除き、外観や手触りを整えます。さらに表面の調整や細部の修正を行い、製品としての完成度を高めます。見た目の美しさだけでなく、使いやすさや安全性を確保するために欠かせない工程であり、お客様に喜ばれる品質を実現する最終仕上げの重要なステップです。

⑥検査工程
完成した製品は必ず検査を行い、品質を厳しく確認します。寸法や強度、外観に至るまで細かくチェックを行い、規格に合格したものだけが出荷対象となります。検査工程では、目視だけでなく測定器や試験機を用いた精密な検査を実施するため、品質の安定性が保証されます。信頼される製品づくりには欠かせない最終確認の工程です。

⑦発送
検査に合格した製品は、梱包を行った上でお客様のもとへ発送されます。輸送中の破損や汚れを防ぐため、梱包方法にも細心の注意を払います。お客様の手元に届いた瞬間から安心してお使いいただけるよう、最後まで責任を持って対応しています。製造から出荷まで一貫した管理体制を整えることで、信頼と満足をお届けします。
